「まさか施術で怪我するとは」
リラクゼーション目的で利用したメンズエステで怪我をする——聞き慣れないかもしれないが、施術中の事故は一定の頻度で発生している。問題は、多くのケースで泣き寝入りになることだ。
実際に発生している事故・怪我の種類
1. 筋肉・腱の損傷
強めの施術を希望した客が、力を入れすぎた施術で筋肉を傷めるケース。特に腰部・ハムストリングスへの過剰な圧迫で損傷が生じることがある。
リスクが高いケース:
- 「強め」「めいっぱい」とリクエストした場合
- 技術が不十分なセラピストが担当した場合
- 既往症(ヘルニア、脊柱管狭窄症)を申告しなかった場合
2. オイルアレルギー
使用オイルの成分に対するアレルギー反応。施術部位の発赤・かゆみ・腫れが代表的な症状。
事例:
「ラベンダーオイルを使った施術の翌日、背中全体に蕁麻疹が広がった。店に連絡したが『アレルギーは自己責任』と言われた」(30代男性)
3. ベッド・施術台からの転落
移動時や体位変換の際に施術台から落下するケース。特に深夜に眠ってしまい、体位変換時に落下するパターンが報告されている。
4. 火傷
ホットストーンマッサージやウォームオイル使用時に適切な温度管理ができずに火傷するケース。
5. 個人衛生に関するリスク
清潔管理が不十分な施術用具から生じる皮膚感染。リネンの交換頻度、施術者の衛生管理が重要。
事故が起きた場合の対処法
当日すべきこと
- その場で症状を報告する — 帰宅後では「施術との因果関係が不明」と言われる
- 写真で記録する — 赤み、腫れ、傷を撮影
- 施術記録を確認する — 使用オイルの種類、担当セラピスト名をメモ
症状が続く場合
- 医療機関を受診する — 診断書を取得(費用請求の証拠)
- 店に書面で連絡する — 口頭ではなく文書で症状と請求を伝える
- 消費生活センターに相談 — 解決しない場合の公的窓口
事故リスクを下げるための事前対策
- 既往症・アレルギーは必ず申告
- 「強め」リクエストは適度な範囲で
- 施術中に痛みを感じたら即座に中止を伝える
- 複数のセラピストからレビューされている店を選ぶ
リラクゼーションの場での怪我は珍しくない。自分の身体の状態を伝えることが最大の予防策。